ドラマ「病室で念仏を唱えないでください(ねんとな)」で「伊藤英明」さんが演じる「松本照円」は住職でありながら医者の肩書を持つというちょっと変わった人物ですが、「松本照円」のモデルとなった人物は実在するのでしょうか?
とても気になったので調べてみました。
目次
ドラマ「病室で念仏を唱えないでください(ねんとな)」の松本照円の実在モデルは?
この後ごご3時45分からは、ドラマアンコール『病室で念仏を唱えないでください』。@nembutsu_tbs
主人公はお坊さんでありながら救命救急医! #伊藤英明 さん、 #中谷美紀 さん、 #ムロツヨシ さんらが“命と心"を救うため、全力で患者や家族と向き合う! #念唱 #ねんとな #tbs pic.twitter.com/Qi0DHqXPlH
— TBSテレビ 宣伝部 (@tbs_pr) 2020年1月19日
まず、「お坊さんでありながら医師」の人っているのでしょうか?
「お防さん医師」と検索してみると、「僧医」というみたいですね。
また、代表的な「僧医」を二人見つけたので紹介します。
一人目の僧医:病院で働きながら僧侶でもある「対本宗訓」さん。
僧侶から医師になった「対本宗訓」さん。
対本宗訓さんのプロフィール
名前:対本宗訓(つしもとそうくん)
生年月日:1954年
出身地:愛媛県生まれ
学歴:京都大学文学部哲学科卒業、臨済宗佛通寺派の管長・僧堂師家辞任後に帝京大学医学部に入学、イギリスへ渡った後ロンドン大学大学院修士課程(医療人類学)を修了
宗派:臨済宗佛通寺
簡単な経歴
1993年:臨済宗佛通寺派の管長・僧堂師家に就任
2006年:帝京大学附属溝口病院
2013年:イギリスにて臨床研究をされます。
現在:秋田県の医療法人健永会大舘記念病院理事長・院長
著書に「禅僧が医師をめざす理由」「僧医として生きる」等があります。
二人目の僧医:「境内」に「診療所」を設立した「田中雅博」さん。
「対本宗訓」さんの場合は、「病院で働きながら僧侶」でしたが、今回の場合は、逆のパターンであり、しかも「医師」から「僧侶」になったパターンです。
田中雅博さんのプロフィール
名前:田中雅博(たなかまさひろ)
生年月日:1946年
年齢:70歳で亡くなられています。
出身:栃木県芳賀郡益子町の西明寺
学歴:東京慈恵医科大学卒業、立正大学を卒業(7年間仏教を学ぶ)
宗派:真言宗豊山派
父親の勧めから医師の道を目指されてます。父親が亡くなられた後に、住職になるために新たに「立正大学」に入られています。
経歴
国立がんセンターの研究所室長、病院内科医長
1990年:境内に「普門院診療所」や「介護施設」を設立
2014年に「すい臓がん」が発見されますが、その時にはすでに末期状態で70歳になって亡くなられています。
「雅博」さんが亡くなった後は、奥さんが住職となって引き継いでおられますが、なんと奥さんも医者です。
著書に「進行がんになった医師で僧侶が語る「がんで死ぬのは怖くない」仏教と医療の再結合・スピリチュアルケア」、「いのちの苦しみは消える」等があります。
ドラマ「病室で念仏を唱えないでください(ねんとな)」の松本照円の実在モデル まとめ
二人のうち、どちらかと言えば、ドラマでも病院で働いている僧侶なので「対本宗訓」さんの方に近いかと思いますが「対本宗訓」さんがモデルになったのかは不明です。
ただ、ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」にでてくるような「お坊さんの医者」というのは、「架空上」の話かと思ってましたが、現実にいたのにはちょっと驚きました。
⇒ 僧医についての詳細はこちらをどうぞ!
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